「有脇に龍降り立つとき、悲しみの灰はせん滅され、黄金に輝く喜びの抱擁をもたらすことだろう・・・」




数百年前、有脇という小さな村で、人々は海と山に恵まれた穏やかな生活を送っていました。


しかし、ある年の春、村は未曾有の大干ばつに見舞われ、作物は枯れ、海からの恵みも途絶えてしまいました。

困り果てた村人たちは、家の裏山に広がる竹藪で祈りを捧げることにしました。

すると、その夜、村の長老の夢に美しい龍が現れ


「私は有脇の龍。この地を守る存在だ。村人たちの自然を愛する心と信仰心に応え、雨を降らせよう」


と告げました。

ひぇぇぇぇ！！！！！！！

もともと心臓が悪かった長老は、心臓が止まりそうになりながらも村人たちへ伝えるため、命がけで村へ戻っていきました。

翌朝、長老がこの夢を村人たちに話すも人々は信用せず「長老は空腹でおかしくなった」「ついに幻覚まで見えるようになったらしいぞ、いよいよこの村はおしまいだな」という噂まで流される始末。



しかし、その夜、奇跡が起こったのです。


信じられないことに空から恵みの雨が降り始めました。


村はこの恵みの雨により、再び繁栄を取り戻しました。


この出来事以降、村人たちは龍を敬い、竹藪に小さな祠を建て、毎年春には「有脇の龍」を祭る祭りを開くようになりました。

祭りでは、龍の形をした陶芸品を作り、家に飾ることが風習となっています。


伝説によれば、有脇の龍は時折、竹藪から姿を現し、村の人々に不思議な予知夢を見せることがあります。


その予知夢により、ある人は財を成し


ある人は、大病を逃れたこともありました。


現代でも、有脇町の人々はこの伝説を大切にしています。


そして慶長四年（太閤秀吉がなくなった翌年）

「享楽の場を作り、未来に続く光をともすのじゃ」というお告げを聞いた若き男によりある施設が作られたのです。





そう









それこそが

「昭和の郷・天領」です。

天領は、村の光であり、竹藪はシンボルです。

特に、竹藪を背にした古い家々に住む家族たちは、自分たちの生活が古くからの伝説と深く結びついていることを誇りに思っています。




いつまでも・・・・




ITUMADEMO・・・・・